足について~オーバープロネーション(過剰回内)とは~
全身の骨の数は約208と言われています。
そのうち足のくるぶしより下には何個あると思いますか?
正解は約28個(片足)×2なので、56個になります。
全身の骨の1/4になりますね。
万能の天才といわれたレオナルド・ダ・ヴィンチ。
解剖学の研究家でもあった彼は人の足について
『足は人間工学上、最大の傑作であり、最高の芸術作品である』
と述べています。
オーバープロネーション(過剰回内)を中心に、足の構造がどれだけ大切なのか説明していきますね。
足は土台
家を建てる時も土台である基礎工事は大切ですよね。
柔らかい砂地を選ぶ人はいないと思います。
やはりしっかりとした土の上にコンクリートで基礎を固めますよね。
くるぶしより下には全身の1/4の骨があります。
そこの骨の形状が大切になってきます
オーバープロネーション(過剰回内)とは
こちらの写真は、右足を真後ろから見た足の骨格です。
下の絵のように、くるぶしより下の軸が外を向くことを、オーバープロネーション(過剰回内)と言います。
言い換えると土踏まずが無くなっていく、「偏平足」になっていくことを指しています。。
このオーバープロネーション(過剰回内)がもたらすと言われている痛みの名前を挙げてみました。
膝の痛みで見ていきましょう。
年齢を重ねていくと、なんとなく膝が痛いという事はあると思います
その頻度や痛い期間が長くなってきて病院に行くと「変形性膝関節症」と言われることもあるかと思います。
ここで書いてある「足の内側の傾き」はオーバープロネーション(過剰回内)のことを指しています。
オーバープロネーション(過剰回内)によって膝に与える影響がわかります。
そのため膝痛の原因は、足の構造の変化によるものもあるというのがわかります。
年齢を重ねると関節がゆるくなってきたり、若いころ捻挫を多くしていると関節の不安定性が増してきます。
まとめ
足の構造の基本はなんとなく理解していただけたでしょうか?
オーバープロネーション(過剰回内)だけではないですが、年齢とともに関節が不安定になったり、捻挫などで足の構造が崩れていきます。
それを改善してくれるのは、ファンクショナルインソールと言われる、足を矯正してくれるインソールになります。
ファンクショナルインソールについてはまた別の機会にお伝えしますね。