ブログ ときどき日記
第1回学術講習会 -水分補給ー
岡山県鍼灸医学会の第1回学術講習会に行ってきました。
4つの演題がありました。その中の一つで身近なところの「水分補給」についてお話します。
今日の山陽新聞にも今月だけで250人が病院に搬送されたという記事が載っていました。
水分補給はスポーツ選手だけでなく、一般の人にも大事なことになっています。
体に吸収されやすく、ベストな飲み物は
●温度 5~10℃
●糖分 2~3%
●食塩 0.2~0.3%
だそうです。
市販のスポーツドリンクは糖度がだいたい5%。なので半分に薄めて使うほうがいいのですが、塩分が少ないそうです。
なかなかこれに当てはまる市販のものはなかったそうですが、大塚製薬が「OS-1」というスポーツドリンクは上記の条件にだいたい当てはまるそうです。(早速注文してみました。)
水だけだと体外に出やすいので、マラソン大会などの市民ランナーは水の摂りすぎで、体内塩分濃度が下がり「低ナトリウム血症」になりケイレンなど起きやすいそうです。
どのタイミングで摂るかは
●30分毎に200~300mlぐらいずつこまめに摂ることが大切です
「のどが渇いた」はもう体が危険信号を送っているのです。のどが渇く前に摂ることが大切です。
外で作業する時や運動前は500mlくらい摂っておきましょう。動き始めが体温調整するため多くの汗が出るので、あらかじめ出る分を摂っておきましょう。
特にスポーツ選手は汗の量も多いので、運動前後の体重変化を体重の2%(60kgだと1.2kg)以内に抑えるようにしないと、深部体温が上昇してしまいます。
室内でじっとしていても汗は自然と出ています。こまめに水分補給して熱中症にならないようにしましょう!!
※補足※
気温が身近な数値ですが、最近はWBGTという数値があります。
WBGT(湿球黒球温度)とは、人体の熱収支に影響の大きい湿度、輻射熱、気温の3つを取り入れた指標で、乾球温度、湿球温度、黒球温度の値を使って計算します。
※WBGT(湿球黒球温度)の算出方法
屋外:WBGT = 0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度
屋内:WBGT = 0.7×湿球温度+0.3×黒球温度
ひろ治療院
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